永井みみさん『ミシンと金魚』が三島由紀夫賞にノミネートされました。
2022年04月21日更新

本日、第35回三島由紀夫賞の候補作が発表され、永井みみさんのデビュー作『ミシンと金魚』が選出されました。

【内容紹介】
「カケイさんは、今までの人生をふり返って、しあわせでしたか?」
ある日、ヘルパーのみっちゃんから尋ねられた“あたし”は、絡まりあう記憶の中から、その来し方を語り始める。
母が自分を産んですぐに死んだこと、継母から薪で殴られ続けたこと、犬の大ちゃんが親代わりだったこと、亭主が子どもを置いて蒸発したこと。
やがて、生活のために必死にミシンを踏み続けるカケイの腹が膨らみだして……
この世に生まれ落ちて、いつの日か死を迎え、この世を去る。
誰もが辿るその道を、圧倒的な才能で描き出す衝撃のデビュー作です。
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