内容紹介
幻に終わった1940年東京オリンピック。代わりに計画された、新たな国際競技大会。その実現と参加に向け、海を越えた友情を信じて奔走する二人の若者がいた。
日中戦争の拡大を受け、東京オリンピックの返上が決まった1938年。大日本体育協会は、オリンピックに代わる国際大会の開催を画策していた。立教大学野球部出身で、体協の理事長・末弘の秘書を務める石崎は、体協幹部や陸軍などの政治的な思惑に疑念を抱きながらも、平和の象徴としての代替大会を開催するべく曲者ぞろいの面々と交渉を重ねていく。一方、ハワイにある日系人野球チーム「ハワイ朝日」のマネージャー・澤山の元に、旧知の石崎から電報が届く。返上された東京オリンピックの代わりとして開かれる「東亜競技大会」に、野球のハワイ代表として参加してくれないか、という招請状だった――。
プロフィール
-
堂場 瞬一 (どうば・しゅんいち)
1963年生まれ。新聞社勤務のかたわら小説を執筆し、2000年、野球を題材とした「8年」で第13回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。スポーツ小説のほか、警察小説を多く手がける。「ラストライン」シリーズ、「警視庁犯罪被害者支援課」シリーズ、「警視庁追跡捜査係」シリーズなど、次々と人気シリーズを送り出している。ほかにメディア三部作『警察回りの夏』『蛮政の秋』『社長室の冬』、『宴の前』『弾丸メシ』『ホーム』『幻の旗の下に』『デモクラシー』など著書多数。
新着コンテンツ
-
インタビュー・対談2026年10月26日
インタビュー・対談2026年10月26日星読み師yuji「子どもの星を読む」鑑定座談会
1万人以上を鑑定してきた人気占星術士・yujiさん。実際の鑑定会の様子から、星読みの奥深さをお楽しみください――
-
インタビュー・対談2026年10月26日
インタビュー・対談2026年10月26日名取佐和子「心が広くなるような物語を」
小さなマンションを舞台に、管理員をつとめる青年が住人との交流を通じて小さな一歩を重ねていく本作。著者が込めた思いを伺いました。
-
インタビュー・対談2026年10月20日
インタビュー・対談2026年10月20日京極夏彦「ハラスメントや権力勾配を排除しないと、誰もが笑える“馬鹿な”笑いは生まれません」
『虚言少年』が時を経て続編として帰ってきました!読めば毎日が楽しくなる、痛快エンタメ非・青春小説の成り立ちについて京極さんにうかがいました。
-
インタビュー・対談2026年10月20日
インタビュー・対談2026年10月20日「浮雲心霊奇譚」完結記念 神永 学×上條一輝「全部出し切れ」
「浮雲心霊奇譚」シリーズの完結を記念して、ホラー界の新鋭・上條一輝さんとの対談が実現!
-
インタビュー・対談2026年10月19日
インタビュー・対談2026年10月19日佐藤賢一×柳原伸洋(ドイツ現代史研究者)「歴史的想像力を羽ばたかせて」
監修者として本書に関わった東京女子大学教授の柳原伸洋さんと佐藤さんのお二人に、それぞれの立場から語っていただきました。
-
お知らせ2026年10月16日
お知らせ2026年10月16日小説すばる11月号、好評発売中です!
第39回小説すばる新人賞受賞作が決定しました! 大特集では千早茜さん×ぼる塾田辺さんの対談など「おいしい秋」が目白押し。