『人類の深奥に秘められた記憶』が「みんなのつぶやき文学賞(海外編)」を受賞!
2024年03月25日更新

『人類の深奥に秘められた記憶』(モアメド・ムブガル・サール著/野崎歓 訳)が
第4回「みんなのつぶやき文学賞(海外編)」に決定しました!
●『人類の深奥に秘められた記憶』(モアメド・ムブガル・サール著/野崎歓 訳)

【内容紹介】
なぜ人間は、作家は、“書く”のか。根源ともいえる欲望の迷宮を恐ろしいほどの気迫で綴る、衝撃の傑作小説!
セネガル出身、パリに暮らす駆け出しの作家ジェガーヌには、気になる同郷の作家がいた。
1938年、デビュー作『人でなしの迷宮』でセンセーションを巻き起こし、「黒いランボー」とまで呼ばれた作家T・C・エリマン。しかしその直後、作品は回収騒ぎとなり、版元の出版社も廃業、ほぼ忘れ去られた存在となっていた。
そんなある日『人でなしの迷宮』を奇跡的に手に入れ、内容に感銘を受けたジェガーヌは、エリマン自身について調べはじめる。
様々な人の口から導き出されるエリマンの姿とは。時代の潮流に翻弄される黒人作家の懊悩、そして作家にとって “書く”という宿命は一体何なのか。
フランスで60万部を突破、40か国で版権が取得された、2021年ゴンクール賞受賞の傑作。
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