柴崎友香さん『続きと始まり』が芸術選奨文部科学大臣賞、高瀬隼子さん『いい子のあくび』が同新人賞をW受賞!
2024年02月28日更新
![](https://www.bungei.shueisha.co.jp/app/uploads/247e310e44cc2e654b212ba24ecb1038.jpg)
第74回芸術選奨にて柴崎友香さんの『続きと始まり』が文部科学大臣賞、高瀬隼子さんの『いい子のあくび』が文部科学新人賞に決定いたしました!
●柴崎友香『続きと始まり』
![続きと始まり](https://www.bungei.shueisha.co.jp/app/uploads/books-tuzukitohazimari.jpg)
【内容紹介】
あれから何年経っただろう。あれからって、いつから? どのできごとから?
日本を襲った二つの大震災。未知の病原体の出現。誰にも同じように流れたはずの、あの月日──。別々の場所で暮らす男女三人の日常を描き、蓄積した時間を見つめる、叙事的長編小説。
単行本・電子書籍ともに好評発売中です!
●高瀬隼子『いい子のあくび』
![いい子のあくび](https://www.bungei.shueisha.co.jp/app/uploads/books-iikonoakubi.jpg)
【内容紹介】
公私共にわたしは「いい子」。人よりもすこし先に気づくタイプ。わざとやってるんじゃなくて、いいことも、にこにこしちゃうのも、しちゃうから、しちゃうだけ。でも、歩きスマホをしてぶつかってくる人をよけてあげ続けるのは、なぜいつもわたしだけ?「割りに合わなさ」を訴える女性を描いた表題作(「いい子のあくび」)。
郷里の友人が結婚することになったので式に出て欲しいという。祝福したい気持ちは本当だけど、わたしは結婚式が嫌いだ。バージンロードを父親の腕に手を添えて歩き、その先に待つ新郎に引き渡される新婦の姿を見て「物」みたいだと思ったから。「じんしんばいばい」と感じたから。友人には欠席の真意を伝えられずにいて……結婚の形式、幸せとは何かを問う(「末永い幸せ」)ほか、社会に適応しつつも、常に違和感を抱えて生きる人たちへ贈る全3話。
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